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書写塗 について 

幻の漆器と言われる「書写塗」。

播磨ものづくり楽人会(書写塗伝承協会)によって今世紀に再現されることとなりました。
蒔絵・漆塗りの第一人者である江藤氏の塗りによって、現代に蘇りました。

書写塗のルーツは、和歌山県の根来寺で制作されていた根来塗。
ところが天正13年、秀吉に滅ぼされ、根来塗の技術を持った僧が各地に散ったそうです。
そしてその一部の人が書写に来て根来塗の技法を伝え、播州書写塗として作られるようになりました。

しかし、書写山円教寺には、当時の漆器が数点残ってるだけ。
そこで、書写塗というものを復活させることができないかという想いのもと、職人が集まり、見事に蘇らせたのです。
書写塗の特徴は、何といってもあざやかな朱色でしょう。
昔から朱は高貴な色と言われています。
書写塗の特徴は黒漆で中塗した上に朱漆を塗るので、使い込むうちに中の黒漆がところどころに出てくるのが味があり美しいものであります。

木地は、器によって、ヒノキ・ケヤキ・トチが使われます。
白木地から仕上げまでは数ヶ月を要します。
製品としてお渡しできるのにはさらに十分な乾燥をさせてからになります。
現在書写塗は、書写の里・美術工芸館、じばさんびるに常設。
また、書写山・寿量院の精進料理には書写塗が一椀使われています。