2010年3月16日(水)
健康相談サロン 
16:00〜17:00 コムサロン21ルームにて

講師:中谷裕司先生 (医療法人社団 健裕会 中谷病院 院長)

■家庭で出来る傷の治療■
まだ私が幼い頃、塾やテレビゲームなどなかった時代です。
雨でない限り、毎日のように外でよく遊び、そして転んでは膝小僧を擦りむいて、家へ帰って塗ったのが赤チン(イソジン、マキュロン)でした。

ところが中谷先生のお話によると、赤チン(イソジン等)は確かに細菌を殺してくれますが、粘膜を傷つけることがあるので、傷口に赤チンを塗るのはやめましょうという事なのです。
まずは水道水で洗い流した後に、傷の痛みを抑えるために白色ワセリンを塗り、傷に潤いを与えながら治す方法が一番いいと教えてくださいました。やけども同じことで、水で洗い流した後にひりひりするときは、ワセリンを塗り傷に潤いを与えながら守ってあげることが大切だという事です。

そして手が荒れている時にクリームのようなハンドクリームを塗ると、手荒れをますますひどくする可能性があります。
塗ったその時は、手がしっとりしているように感じるかもしれませんが、すぐごわごわになっていませんか?
それはクリームの成分が皮膚の油(皮脂)を奪ってしまうからです。
傷口に石鹸を塗っているのと同じです。手荒れがひどい時はクリームをお休みして、ワセリンを塗ってみて下さい。
簡単で痛くない治療を是非お試しください。


ゆうちゃんの健康サロンでは、日常健康について気になっている事をお聞きすることができます。
どうぞ奮ってご参加下さい。
次回は6月15日(水)16:30〜です。≫